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時代が変わる、君が変える、大切な人と生きるために･･･
「世界エイズキャンペーン」

我が国初のエイズ患者の報告があった「神戸パニック」から10年余り。世界的な HIV 感染者の激増にも拘わらず、エイズに対する関心は低下しているかのようにすら感じられます。しかし、HIV 感染者やエイズ患者は、日本においても着実に増え続けており、平成10年8月末現在、4,209名の HIV 感染者と1,838名のエイズ患者が報告されています。神戸大学が位置する兵庫県でも、27人の HIV 感染者と18人のエイズ患者の報告がありました。HIV 感染者は、発病するまで気付かないことも多く、実際の感染者数はこれらの約5倍に上ると推計されています。本学保健管理センターにおける健康相談 (「からだの健康相談」、「こころの健康相談」) にも、エイズに関する相談が寄せられるようになってきました。性行動の活発な時期にある大学生を預かる私達にとって、エイズは決して遠い存在ではなさそうです。

世界の人々が共にエイズを克服しようという啓蒙活動～「世界エイズキャンペーン」～が展開されています。保健管理センターでは、健康教育の一環として、今年もエイズ講習会を開催させていただきます。この講習会へはどなたでも参加できます。職員の皆様も、奮って御来場いただければと思います。

保健管理センターでは昨年、「学生のためのエイズハンドブック」や「エイズ─教職員のためのガイドブック '98─」をお配りさせていただきました。エイズ関連書籍や雑誌、ビデオ (「エイズ・HIV 感染症 (1)、 (2) 」、「エイズとともに (1)、 (2) 」等) の閲覧や貸し出しも行っています。個人やグループでの学習用に希望されます方は保健管理センター受付までお気軽にお申し出下さい。