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こころとからだの健康相談・・・利用者数、年間6000人超へ!

多くの方々に日々利用していただいております保健管理センター。平成12年度の総利用者数は2,9456 人で、日常の健康相談の利用者数も前年度より 1,068人増の6,203人 (救急処置・「からだの健康相談」4,913人、「こころの健康相談」1,290人) となりました。これは平成4年度との比較で、救急処置・「からだの健康相談」で約1.6倍、「こころの健康相談」で約6.0倍の利用者増ということになります (下図)。夜間主コースや六甲台から離れたキャンパス (楠キャンパス・名谷キャンパス) の皆さんにも利用していただき易い環境を!との願いから開始しました。 (予約制) 時間外診療も71人 (「からだの健康相談」38人、「こころの健康相談」33人) の方が利用されました。 救急処置と「からだの健康相談」で最も多かったのは、急性上気道炎・肺炎などの呼吸器疾患 (28.0 %) で、以下、高血圧症・不整脈などの循環器疾患 (14.1%)、急性胃腸炎・胃十二指腸潰瘍などの消化器疾患 (12.5%)、外傷 (10.8%)、腎炎・膀胱炎・腎尿路結石などの泌尿器疾患 (8.5%) 等となっています。病・医院への紹介となった方も551人ありました。 一方、「こころの健康相談」では『精神衛生および健康に関する悩み』を抱える方が56.4%で最も多く、『対人関係に関する悩み』 (15.5%)、『進路に関する悩み』 (8.8%)、『家庭や家族に関する悩み』 (5.9%)、『就学上の問題に関する悩み』 (4.9%)、『性に関する悩み』 (3.0%)、『下宿や寮生活に関する悩み』 (0.2%) の順となっています。

「からだの健康相談」 (左) と「こころの健康相談」 (右) における年間利用者数の推移 本学におけるメンタルヘルスケアーは、平成7年 (1995年) 10月以降カウンセラーを加え、精神神経科医や他科の医師と連動して、総合的にあらゆる心の悩みに対応する相談体制へ

本学における健康相談の利用者数は全国的にも高い水準にあり、さらに増え続ける様相を呈しています。今後、健康診断受検率の向上に伴う再検査・精密検査での利用者数 (平成12年度2,870人) の増加も見込まれ、健康診断そのものも含めた保健管理センターとしての需要増に対応できる体制をどのように整備していくのかは、比較的早期に解決されなければならない課題の一つとなっています。また、保健管理センターには疾病や悩みを抱えた学生・職員のみならず、その指導教官や父母・配偶者など様々な方々からの訴えが寄せられてまいります。そうした中には、大学としてのシステムの改善によって解決できる事柄も少なくありません。「悩める人の声をどのように魅力ある大学作りに役立てていくのか」ということもまた、考えられなければならない課題の一つと申せましょう。 

神戸大学保健管理センター

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