保健管理センターからのお知らせ

 

冬の感染症予防対策 

冬は風邪、インフルエンザやノロウイルスなど、感染症の流行しやすい季節です。
これらの感染症にかからないために、一人一人が正しい知識をもって予防に努めましょう。

インフルエンザ
インフルエンザウイルスによって発生する感染症。一般的な風邪より感染力や全身症状が強く、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。主な感染経路は、飛沫感染や接触感染です。
兵庫県の定点当たりの患者数は過去10年間で最大で、神戸市を含む兵庫県下ほとんどの地域で「警報レベル」の流行が起こっています(令和7年1月8日 兵庫県感染症発生動向調査)。

感染性胃腸炎
感染性胃腸炎とは、細菌やウイルス(ノロウイルス、ロタウイルス)などの病原体による感染症です。病原体によって異なりますが、潜伏期間は1~3日程度。冬に流行することが多いノロウイルスによる胃腸炎では、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛。感染経路は接触感染(病原体が付着した手で口に触れることによる感染)、経口感染(汚染された食品を食べることによる感染)があります。アルコール消毒の効果が乏しいため、流水と石けんによる手洗いをしっかり行いましょう。調理器具の洗浄・消毒をしましょう。

 

予防と対策
インフルエンザ予防には流行前のワクチン接種が有効ですが、手洗いやうがいなど、日頃からの基本的な予防対策が重要です。
・こまめな石鹸手洗いとうがい
外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などに、石鹸を使ってこまめに手を洗いましょう。また、外出後のうがいをしましょう。適度な室内加湿・換気も有用です。
・マスクの着用と咳エチケット
咳・くしゃみが出る時は感染防止のためにマスクを着用しましょう。
咳エチケットを心がけましょう。
・免疫力を高める
免疫力がダウンしがちな冬の時期、日頃からの規則正しい生活、適度な運動、栄養バランスの良い食事を心がけ、十分な睡眠時間と休養を取り、免疫力を高めておきましょう。

 

 
首相官邸ホームページ感染症対策より引用

[参考]
兵庫県感染症発生動向調査週報サイト
https://web.pref.hyogo.lg.jp/iphs01/kansensho_jyoho/w_report.html